Service Development - The Tetra Pak Story

最終日6月14日のプレナリーでは Tetra PakのBo Femtvik Bo Femtvikにより製造業のサービス化の紹介があった。Tetra Pakは皆さんもよく使っている牛乳パックなどの容器の発明した会社です。業務はテトラパックの製造販売ではなく、その材料及び製造機械の販売が中心です。それに加えて、保守、部品、技術支援、トレーニング、リモート支援、パフォーマンス改善などのサービスを行っています。





テトラパックでは基本的な保守サービスを含む技術サービスを提供しています。それは以下の4つのカテゴリーからなります。

  • pre-production services

  • production services

  • improvement services

  • traning services


それらは各顧客に対して時間軸でスタートアップ時に提供される導入サービス、製造ラインが立ち上がってからの保守サービス、さらなる改善のパーフォマンス向上など変化します。(以下の図を参照)





当初、今までFreeで提供してきた保守サービスを料金化する際、そのまま顧客が受け入れてくれたという訳ではないようです。でずが、導入後保守にかかる今まで顧客が負担してきた作業、テトラが実施してきた作業をすべてあげ、それらを今後のサービスによって全体を軽減し、かつ顧客がテトラにサービス料金を払ってもなお、以前よりも負担が減るというデータにより納得してもらうということがあったそうです。


提供されるサービスは顧客により、また同一顧客でも時期により提供される中身が変わります。そのため、柔軟なサービス・オファリングを可能にするための仕組みが必要です。テトラでは以下のような基本契約及び追加契約という形でシンプルに実装しています。





サービスを提供する場合、企業のCapabilityは技術/ツールだけではなく、企業のもつプロセス、人を乗じたものになります。テトラでは顧客の変化にあわせたサービス提供を、企業のコンピテンスに合わせ実施しているということです。会場からの、製造のアウトソーシングはしないのか?という質問n対して、サービス提供の複雑さと、現在の人のCapability等を考え提供していないということでした。地に足についたサービス展開をしているなという印象を持ちました。